世界遺産や伝統文化など、世界中からも注目を集める古都・京都。そんな京都府民はどんな人たちなのでしょうか?

ソニー生命保険株式会社が20歳~59歳の男女を対象に各都道府県100人、計4700人を調査した「47都道府県別 生活意識調査」の結果を2024年12月20日に公表しました。その結果をもとに、京都府民の素顔に迫ります。

1. 【京都府民ってこんな人?】歴史的・文化的な名所が自慢な都道府県1位!日本有数の観光都市

「歴史的・文化的な名所の多さが自慢な都道府県ランキング」では48.0%を集め堂々の1位。2位の奈良県(38.0%)、3位の長崎県(34%)を大きく上回りました。府民からは「世界遺産や国宝がたくさんある」、「寺社仏閣が多い」との声が集まりました。

長きにわたり日本の都だった京都は、たくさんの寺社仏閣があり、その中でも清水寺、延暦寺、平等院など17カ所は、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されています。

全都道府県民が「中学生のときの修学旅行で訪れた都道府県ランキング」も1位(29.1%)で、都道府県別では、最多の19県で1位となりました。

日本らしい街並みは外国人にも人気です。観光庁の2023年の宿泊旅行統計調査では、京都府の延べ宿泊者数では38%が外国人旅行者で、その割合は44%の東京都に次ぐ全国2位です。

特に欧米諸国から人気で、外国人観光客の15%を占める米国が1位。2位はフランスや英国などの欧米諸国で14%。そして台湾、中国、韓国と続きます。

2. 【京都府民ってこんな人?】好きなご当地言葉は「おいでやす」他県民にも人気の京ことば

京都府民の好きなご当地言葉1位には「おいでやす」が輝きました。他県民からしても、京都と言えば…な王道の言葉ですよね。

ちなみにこの「おいでやす」、「おこしやす」との違いはご存じですか?基本の意味はどちらも「いらっしゃいませ」ですが、事前に約束をしていたり、心待ちにしていた客に対しては「おこしやす」と言って出迎えます。

それに対し、一見の客や不意の客に対しては「おいでやす」を使うため、「おこしやす」の方がより歓迎のニュアンスが強いそうです。

また方言のかわいさ自慢の都道府県ランキングでは、福岡県、広島県に続く3位(13.0%)でした。

3. 【京都府民ってこんな人?】府民の特徴を一言で表すと「はんなり」!県民あるあるには「本音と建前がある」

府民の特徴を表す一言1位には、「はんなり」が輝きました。府民からは「ゆったりしているところがあるから」とのこと。上品で落ち着きがあり、明るさ、華やかさもあわせ持つさまを表しています。

“県民あるある”1位は「本音と建前がある」でした。他県民からは京都人は二面性がある、本音がわからないなどとささやかれますよね。

京都人が重要視するのが「角を立てないこと」。たとえ不満があったとしても、言葉上は和やかにしつつ、ちょっとしたニュアンスで本音をちらりとのぞかせるような”遠まわし”な伝え方をするそうです。

「ぶぶ漬け(お茶漬け)、どうどす?」と訪問先で勧められたら、その真意は「そろそろ帰れ」という”ぶぶ漬け伝説”も有名ですね。