2. 4つの県の「白菜の収穫量」を比較すると…
農林水産省が公表している「令和5年産 作況調査(野菜)」によると、日本で一番「白菜の収穫量」が多い都道府県は、茨城県です。気になる収穫量は24万9100トンとなっています。
茨城県では筑波山の西側に続く広大な平野部・県西地域を中心に白菜の生産が盛んで、秋冬~春に渡って長期間栽培されています。とくに冬場の白菜の生産量が多く、日本有数の白菜の産地として知られています。
茨城県に次いで二番目に白菜の収穫量が多いのは、長野県の22万4500トン。三番目は群馬県の2万5700トンで、四番目は埼玉県の2万3400トンでした。
ちなみに、2023年産の全国の白菜収穫量は85万2100トン。全国の収穫量の半数以上が、茨城県と長野県で栽培されています。
3. 茨城県の県内総生産は名目14兆5391億円
ここからは日本で一番「白菜の収穫量」が多い茨城県について紹介します。
茨城県は関東地方の北東に位置し、東は太平洋、北は福島県、西は栃木県、南は利根川を挟んで千葉県、埼玉県に面しています。
県面積は6097.54平方キロメートルで全国47都道府県24位ですが、平坦な土地が多く、可住地面積は3888.9平方キロメートルと全国47都道府県で4位の広さです。
2024年1月1日時点の人口は286万5690人で、県の人口TOP3の都市は以下の通り(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 水戸市 26万8843人
- つくば市 25万5244人
- 日立市 16万7198人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目14兆5391億円。一人当たりの県民所得は343万8000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「白菜の収穫量」が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年12月19日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 農林水産省「令和6年耕地面積(7月15日現在)」
- 農林水産省「令和5年産 作況調査(野菜)」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 茨城県「指標から見た茨城」
- 茨城県「令和3年度茨城県県民経済計算」
小野田 裕太