1.2 手元にお金を戻す「条件」が異なる

急な出費に対応できるのか考えておくことが大切

急な出費に対応できるのか考えておくことが大切

出所:takasu/shutterstock.com

iDeCoと新NISAでは、途中、手元にお金を戻す条件が異なります。

具体的には、iDeCoは、原則60歳にならなければ受け取れません。

年代にもよりますが、60歳まで原則引き出せないことを考えると、無理のない範囲で活用することが重要です。

その一方で、新NISAはいつでも途中で売却をすることができます。

家計の事情により、急な出費が必要となるケースもあるでしょう。

たとえば、病気やケガで働けなくなったり、リストラや離婚などにより生活環境が大きく変わったりするなどして、お金を引き出す必要に迫られるケースも考えられます。

そのため、急な出費で家計に負担が生じないように「iDeCoは老後資金」「新NISAは万が一のときでも売却できる資金」と使い分けて、金融商品や積立金額を検討することが大切です。