5. 【富裕層】ホンモノのお金持ちが自然に実践している《共通点》その2
ホンモノのお金持ちたちの特徴として2つ目に挙げたいのが、お金の使い方だけではなく「どうお金を増やすか」に意識を向けている点です。
5.1 お金を増やすことに意識を向ける
本物のお金持ちは、手元のお金を使って「さらにお金を増やす方法」を常に考えているのが特徴です。
お金を使うときには、「どうすればこの使い方でお金が効率よく増えるか?」といった視点を持っています。たとえば、自分を成長させるために学びに使ったり、趣味で気分をリフレッシュして仕事への意欲を高めたりと、最終的に収入や成果につながる使い方を大切にしています。
大事なのは、「自分への投資」が結果的にお金を生み出すかどうか。これは、何も生み出さない「浪費」とは大きく違います。たとえば、旅行を楽しむときも、ただの贅沢ではなく、新しい視点を得たり、仕事や生活のヒントを見つけたりする目的があるのです。
さらに、こうした考え方は、金融商品を選ぶときにも表れます。投資信託や株式、不動産など、自分に合ったものを選び、リスクを抑えつつ資産を増やす方法を工夫しています。
結局、「お金を使うこと自体が投資」という意識が、お金持ちが成功を重ねる秘訣なのかもしれません。
6. 資産を増やすには日々の行動や意識が重要!
ここまで、日本の富裕層の割合と、富裕層が増加してきた背景、そして彼らに共通する2つの特徴について見てきました。
彼らは突然お金持ちになったわけではなく、日々の行動や意識が大きく影響していることが分かります。
1つ目の「お金の使い方」は人それぞれですが、自己投資の意識をもち、賢く使うことが資産形成の第一歩となります。2つ目の「お金を増やす意識」も、しっかりと考え、計画的に行動することで結果へとつながります。
物価が上がり続ける中、一般の家庭でも将来のために資産を作り、増やすことがますます重要になっています。今回紹介した富裕層の考え方などを参考に、ぜひ今後の運用に役立ててみてください。
参考資料
横野 会由子