4. 【次回は2月】年金支給日は2ヶ月に1回!計画的な資金管理を
老後の生活設計を立てる際に押さえておきたいのは、年金の支給が「偶数月の2ヶ月に1回」である点です。
公的年金は多くの方にとって重要な生活費の基盤となりますが、2ヶ月に1回の支給に対して計画的に資金を管理することが重要です。
また、老後においても税金や社会保険料の支払いが続くため、これらを考慮に入れた家計のシミュレーションを行うことで、安定した老後生活を送るための計画を立てることができるでしょう。
5. まとめにかえて
ここまで、70歳代のおひとりさまの貯蓄額や年金額について詳しく見てきました。
物価上昇が続く中、年金だけで生活を維持するのは今後さらに難しくなる可能性があります。そのため、現役世代の方々には、早めに物価上昇への対策を検討しつつ、老後の生活資金を計画的に準備することが求められます。
老後の生活資金を効率よく準備する方法として、資産運用の活用が挙げられます。資産運用には多くの選択肢がありますが、まずは新NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用するのが一つの有効な手段です。これらは、資産運用で得た利益にかかる税金が軽減される仕組みがあり、長期的な資産形成に向いています。
新NISAやiDeCoは比較的始めやすく、国が提供する制度であるため安心感もあります。ただし、資産運用にはリスクも伴います。まずはこれらの制度について調べてみて、自分に合った方法を見つけるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
筒井 亮鳳