3月1日に就活が解禁となりました。

就職活動をしていると悩むのが「地元で働くか、違う場所で働くか」ということ。出身地と異なる大学に通う学生にとっては、とくに悩むことでしょう。

そこで今回は、UIターンについてのZ世代の意識を見ていきます。

1. 今の就活生は地方就職も視野に入れている?

株式会社学情による、26卒の就活生を対象にした「UIターン」についての調査を見ていきましょう。

調査概要

  • 調査期間:2024年10月16日~2024年10月29日
  • 調査方法:Web上でのアンケート調査
  • 調査対象:「あさがくナビ2026(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
  • 有効回答数:252件

1.1 UIターン・地方での就職希望は約4割

調査では、「UIターンや地方での就職を希望しますか?」という質問に対して、39.3%の学生が「はい」と回答したことがわかりました。

その理由はなぜなのでしょうか。

1.2 UIターンを希望する理由の上位は…

「UIターンや地方での就職を希望する理由」については、「都市部よりも地方のほうが住みやすいから」「家族と一緒に暮らしたいと思うから」が40.4%で最多でした。

次いで「地元に貢献する仕事をしたいと思ったから」が37.4%と多くなっています。

長年過ごした地元のほうが過ごしやすかったり、家族や地元に対する思い入れがあったりすることがわかりますね。

また、希望する勤務地についても「出身の都道府県」が最多で43.4%、次いで「これまで住んだことがある地域」が34.3%という結果になっています。

地元など縁のある場所で働きたいということがわかります。

2. 若者はUIターンをどう考えている?

続いて、株式会社UZUZが20代の若者向けに実施した「UターンやIターンによる就職・転職に関する意識調査」から、社会人も含めた若者のUIターンについての考え方を見ていきましょう。

調査概要

  • 調査期間:2024年8月12日~2024年11月25日
  • 調査方法:キャリア面談の予約時にアンケート実施
  • 調査対象:既卒・第二新卒、新卒として就職活動中の20代男女
  • 有効回答数:1649名(既卒者:239名、第二新卒:1343名、新卒:67名)

※本調査では、第二新卒を「正社員や契約社員として3年以内の就業経験がある20代」と定義しています。
※各回答結果の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります。

2.1 Uターン希望者は4割超

調査によると、地元で働きたい希望を持っている人は45.8%となりました。

その詳細な理由は以下のとおりです。

  • 友人も多く住み慣れていて安心だから:26.9%
  • 地元の方が理想的なワークライフバランスを得られそうだから:24.7%
  • 両親や祖父母の近くに住みたいから:22.7%
  • 実家に同居すると経済的な負担を軽減できるから:20.1%
  • 地元に貢献したいから:5.6%

反対に、「いいえ」と答えた人の理由は次のとおりです。

  • 地元に働きたい企業や職種がないから:27.6%
  • 地元より都心の方がしっかり稼げるから:26.6%
  • 地元は暮らしにくいから:21.6%
  • 勤務地を限定せず、全国展開の企業でスキルアップしたいから:12.5%
  • 地元での生活はプライベートを含めて刺激が少ないから:11.8%

自分の働き方に合わないケースもあるとうかがえます。

3. 【若者の就職事情】Iターンは少ない?

続いて、Iターン就職に関する結果を見ていきましょう。

3.1 Iターン就職(転職)の希望者は約1割

地元以外の地方で働く「Iターン就職(転職)」を希望しますか?の問に対し、「はい」と答えた人は13.9%という結果になりました。

希望しない人の理由を見ていきましょう。

「地方は暮らしにくいから」が27.2%、「地方には働きたい企業や職種が少なそうだから」が25.8%となっています。

地方でもゆかりのない場所で働くことは、ハードルが高いことが伝わりますね。

4. まとめにかえて

Z世代は約4割程度がUIターンに関心を持っていることがわかりました。

ただし、Uターンには肯定的なものの、Iターンは少々ハードルが高いようです。

自分にとってなじみがない土地で働くことに対し、公的な支援等が充足していけば、Iターンも進んでいくかもしれませんね。

参考資料

LIMO・U23編集部