偶数月の昨年12月、年金が支給されました。次回の給付は2月を予定しています。
年金受給者のなかには、今月から「年金生活者支援給付金」を同時に受け取っている方がいらっしゃるかもしれません。
2019年からスタートした「年金生活者支援給付金制度」は、低所得世帯への生活支援を目的とした給付金制度です。
現在、年金を受給中の方で、この制度の対象者に新たに該当した方は、毎年9月に給付手続きの請求書が送付されます。
この給付金は年金と同時に受け取ることができますが、年金と給付金を合わせていくら受け取れるのでしょうか。
本記事では、年金生活者支援給付金の詳細、対象となる方、給付金額などを解説します。また国民年金と厚生年金の平均年金月額についてもお伝えします。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 「年金生活者支援給付金」とは?
年金生活者支援給付金は、公的年金などの収入やその他の所得が一定基準額以下の方向けに、生活の支援を図ることを目的として、年金に上乗せして支給されるものです。
生活者支援給付金には「老齢年金生活者支援給付金」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」があり、自身が受給中の公的年金の種類により、受け取れる給付金が異なります。
次の章では、「老齢年金生活者支援給付金」を受け取れる対象者についてみていきましょう。