2. 【食べてみたい地域別のお雑煮ランキング】2位は北海道の鶏がら雑煮(717票)!東北にルーツの鶏肉入り
2位には甘いコクのある味わいの「鶏がら雑煮(北海道)」が選ばれました。鶏もも肉など具だくさんのお雑煮です。投票者からは「鶏ガラというところが魅力的!」とコメントがありました。
北海道は明治時代から大正時代にかけて開拓が進み、日本各地から200万人が移住したといわれています。それぞれが故郷の雑煮を再現しようとし、数多くの雑煮が伝わっています。
そんな北海道で一番多いのが、青森県、岩手県、秋田県などの東北地方にルーツを持つ、鶏がら雑煮。鶏肉でだしをとり、ごぼう、ニンジン、油揚げ、シイタケ、ツト(なると巻の一種)などの具を加えて、醤油味に仕上げたものに、焼いた角餅を入れます。
他にも北海道は海苔入り雑煮や、サケやいくら入りの越後雑煮、香川県ルーツの餡餅雑煮など、さまざまな種類のお雑煮が伝承されています。お雑煮一杯から先祖のルーツや思いが感じられるのは、北海道ならではですね。
3. 【食べてみたい地域別のお雑煮ランキング】3位は富山県のエビ雑煮(628票)!
3位は海老のうま味がたっぷりの「エビ雑煮」。主に富山市付近で食べられているエビやすり身入りのお雑煮で、投票者からは「豪華そうだから食べたい!」との声がありました。
富山県はエリアごとに食べられている雑煮が異なり、富山県東部ではエビを始め、縁起のいい出世魚、福来魚(フクラギ)をはじめカワハギ、サバなどの魚介類、野菜類やかまぼこなども入り、餅が隠れるほど具だくさんな雑煮。一方、西部では餅に長ネギ、昆布など具材は数種類とかなりシンプルなものだそう。同じ県でも不思議ですね。
どちらの雑煮にも欠かせないのは、富山の特産品である「巻きかまぼこ」。昆布ですり身を巻く「昆布巻きかまぼこ」が定番で、縁起のいい料理にはすり身の一部を赤く着色した紅白の「赤巻き」がよく取り入れられるそうです。年末になると県内のスーパーに巻きかまぼこがたくさん並ぶそうです。