2. 4つの道県の「漁獲量」を比較すると…
農林水産省が公表している「令和5年漁業・養殖業生産統計」によると、日本で一番海面漁業の「漁獲量」が多い都道府県は、北海道です。気になる漁獲量は、83万7800トン(2023年)となっています。
四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれており、豊かな水産資源に恵まれている北海道。全国の漁獲量の約30%を占めています。
魚種別の構成割合は、ほたてがいが39%と最も多く、次いで、すけとうだら、さけ類、まいわし、まだらの順で、この5魚種で全体の71%を占めています。
北海道に次いで二番目に海面漁業の漁獲量が多いのは、長崎県の29万900トン。三番目は茨城県の25万9400トンで、アンケートの選択肢にあった静岡県は12万6900トンで五番目でした。
ちなみに、全国の海面漁業の漁獲量合計は282万3400トン。漁獲量の多い魚種は、まいわし、ほたてがい、さば類、かつお、すけとうだらでした。
3. 北海道の道内総生産は20兆5409億円
ここからは日本で一番「漁獲量」が多い北海道について紹介します。
北海道は日本列島の最北に位置し、北海道本島と1472の島で構成されています。太平洋、日本海、オホーツク海に面し、面積は8万3422.27平方キロメートル。都道府県の中で最も広く、国土の約22%を占めています。
2024年1月1日時点の人口は509万3983人。人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 札幌市 195万6928人
- 旭川市 32万436人
- 函館市 24万218人
経済面を見てみると、2021年度の道内総生産は名目20兆5409億円。一人当たりの道民所得は281万1000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「海面漁業の漁獲量」が多い都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年12月13日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 農林水産省「令和5年漁業・養殖業生産統計」
- 農林水産省北海道農政事務所「令和5年海面漁業・養殖業生産統計(北海道・概数)」
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 北海道「令和3年度(2021年度)道民経済計算」
小野田 裕太