3.3 「7%」で運用できた場合の積立投資シミュレーション

積立投資シミュレーション

積立投資シミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」の試算結果をもとにLIMO編集部作成

50歳(15年間)

  • 毎月3万円:951万円(元本540万円+411万円)
  • 毎月5万円:1585万円(元本900万円+685万円)
  • 毎月7万円:2219万円(元本1260万円+959万円)
  • 毎月10万円:3170万円(元本1800万円+1370万円)

51歳(14年間)

  • 毎月3万円:852万円(元本504万円+348万円)
  • 毎月5万円:1420万円(元本840万円+580万円)
  • 毎月7万円:1988万円(元本1176万円+812万円)
  • 毎月10万円:2840万円(元本1680万円+1160万円)

52歳(13年間)

  • 毎月3万円:760万円(元本468万円+292万円)
  • 毎月5万円:1267万円(元本780万円+487万円)
  • 毎月7万円:1773万円(元本1092万円+681万円)
  • 毎月10万円:2533万円(元本1560万円+973万円)

53歳(12年間)

  • 毎月3万円:674万円(元本432万円+242万円)
  • 毎月5万円:1123万円(元本720万円+403万円)
  • 毎月7万円:1573万円(元本1008万円+565万円)
  • 毎月10万円:2247万円(元本1440万円+807万円)

54歳(11年間)

  • 毎月3万円:594万円(元本396万円+198万円)
  • 毎月5万円:990万円(元本660万円+330万円)
  • 毎月7万円:1386万円(元本924万円+462万円)
  • 毎月10万円:1980万円(元本1320万円+660万円)

55歳(10年間)

  • 毎月3万円:519万円(元本360万円+159万円)
  • 毎月5万円:867万円(元本600万円+265万円)
  • 毎月7万円:1212万円(元本840万円+372万円)
  • 毎月10万円:1731万円(元本1200万円+531万円)

56歳(9年間)

  • 毎月3万円:450万円(元本324万円+126万円)
  • 毎月5万円:749万円(元本540万円+209万円)
  • 毎月7万円:1049万円(元本756万円+293万円)
  • 毎月10万円:1499万円(元本1080万円+419万円)

57歳(8年間)

  • 毎月3万円:385万円(元本288万円+97万円)
  • 毎月5万円:641万円(元本480万円+161万円)
  • 毎月7万円:897万円(元本672万円+225万円)
  • 毎月10万円:1282万円(元本960万円+322万円)

58歳(7年間)

  • 毎月3万円:324万円(元本252万円+72万円)
  • 毎月5万円:540万円(元本420万円+120万円)
  • 毎月7万円:756万円(元本588万円+168万円)
  • 毎月10万円:1080万円(元本840万円+240万円)

59歳(6年間)

  • 毎月3万円:267万円(元本216万円+51万円)
  • 毎月5万円:446万円(元本360万円+86万円)
  • 毎月7万円:624万円(元本504万円+120万円)
  • 毎月10万円:892万円(元本720万円+172万円)

積立投資の効果的な運用には、毎月の積立金額、投資開始年齢、そして運用成果が重要な要素となります。

シミュレーションでは、3%、5%、7%と異なる利回りで運用した場合を想定していますが、実際には市場の状況により利回りが変動し、元本が減少するリスクもあります。

それでも積立投資が資産形成に有効な手段とされる理由は、預金では得られないリターンを期待できる点にあります。

積立投資は、購入タイミングが自然に分散され、価格が平準化されるため、リスクが軽減されます。

また、長期間続けることで、利益が利益を生む複利効果を享受できるのです。

このように、積立投資を始めるならば、早期にスタートし、長期間続けることが理想的です。

時間を味方に、安定した資産形成を目指すことが、老後資金作りにおいて非常に重要であると言えるでしょう。

4. まとめにかえて

50歳代の金融資産の保有状況に驚いた方も多いのではないでしょうか。非常に個人差が大きくなっていますね。

また、NISAのシミュレーションも見ていただきました。毎月の積立額が少し変わるだけでも、結果が大きく変わることが分かります。

もちろん「無理のない範囲で」ということは大前提ですが、将来に向けて老後資金をしっかりと準備したい場合には、月々の投資額を大きくするのがよいかもしれません。

今の生活とのバランスを取りながら、老後に向けての準備にも取り掛かっていきたいですね。

参考資料

荻野 樹