老後の生活に向けて、多くの方が年金に関する不安を抱えています。特に、「自分の受け取れる年金額だけで生活が成り立つのか」という点は、筆者がファイナンシャルプランナーとして日々お伺いするお悩みのひとつです。
実際に、自分が受け取れる年金額が把握できていないと、老後のライフプランを立てるのは難しいと感じる方も多いでしょう。本記事では、老後生活の重要な収入源となる公的年金について、年代別の平均受給額を確認し、現状を把握していきます。
また、記事の後半では「国民年金」と「厚生年金」の仕組みについて、分かりやすく解説します。自身の老後を安心して迎えるための一歩として、ぜひ最後までお読みください。
1. 【年金一覧表】国民年金「60歳代・70歳代・80歳代」の平均月額を1歳刻みでチェック
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」があるのはご存じでしょうか。
自営業者や専業主婦・専業主夫など、厚生年金に加入したことがない人が受け取るのが「国民年金」です。
では、さっそく「国民年金」の年代別の平均月額を見てみましょう。
1.1 国民年金の平均月額(60歳~69歳)
- 60歳:4万3638円
- 61歳:4万4663円
- 62歳:4万3477円
- 63歳:4万5035円
- 64歳:4万6053円
- 65歳:5万9599円
- 66歳:5万9510円
- 67歳:5万9475円
- 68歳:5万9194円
- 69歳:5万8972円