すると、1年を通じて勤務した給与所得者は4,869 万人(男性 2,862 万人、女性 2,007 万人)。その1人当たりの平均給与は422万円(男性521万円、女性280万円)となっています。そして、年収1,000万円超を稼いでいる人は全体のわずか4.2%にすぎません。

では、年収が1,000万円の人はどんな物件に住めるのかというと、購入の場合、大まかな目安として物件価格は年収の5倍程度、住宅ローン年間返済総額は年収の2割が目処と言われています。つまり、物件価格は年収1,000万円×5で5000万円、年間ローン返済額は1,000万円×0.2で200万円となります。

そのような年収の方がどのエリアに住めるのかについては可処分所得や家族構成、職場のロケーションによっても異なり、一概には言えません。しかし、家族構成(特に子供の有無)とそれに伴う価値観などによってある程度の傾向は見られます。以下、家族構成ごとの傾向を見ていきましょう。

独身や共働きDINKSの場合

独身や夫婦共働きで平日は仕事・休日はレジャーという方には、都心に近く、また交通の便が良くて最寄駅からも近いことが好まれます。