2. 兵庫県にある市の人口を比較すると…
国土地理院が公表している「全国都道府県市区町村別面積調」によると、2024年7月1日時点で兵庫県で一番「面積が大きい市」は、豊岡市です。
気になる広さは697.55平方キロメートル。県土の8.3%を占めており、東京23区全域(627.51平方キロメートル)よりも大きい市域を持っています。
現在の豊岡市は、2005年に兵庫県の北東部に位置する1市5町(豊岡市、城崎町、竹野町、日高町、出石町、但東町)が合併して誕生しました。市域の約8割を森林が占め、海岸部には山陰海岸国立公園、山岳部には氷ノ山後山那岐山国定公園がある自然豊かな市です。
豊岡市に次いで2番目に大きいのは、宍粟市の658.54平方キロメートル。3番目は県庁所在地である神戸市の556.93平方キロメートル(参考値)、4番目はアンケートで61%の人が選択した姫路市の534.56平方キロメートルでした。
ちなみに、兵庫県で一番小さい市は芦屋市の18.4平方キロメートル。豊岡市と芦屋市では面積に約38倍もの差がありますが、人口は芦屋市が9万4780人と、2万人近く多くなっています。
3. 兵庫県の県内総生産は名目22兆5063億円
ここからは豊岡市を有する兵庫県について紹介します。
日本列島のほぼ中央に位置し、日本標準時を決める東経135度の子午線が南北に走っている兵庫県。北は日本海、南は瀬戸内海、太平洋に接しており、多様な気候と風土から「日本の縮図」と呼ばれています。
県の面積は8400.82平方キロメートルで、関西地方で1位。県内には29の市と12の町があり、神戸市が政令指定都市に、姫路市、尼崎市、明石市、西宮市が中核市に指定されています。
2024年1月1日時点の人口は全国7位の542万6863人。県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 神戸市 150万425人
- 姫路市 52万5884人
- 西宮市 48万2594人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目22兆5063億円。1人当たり県民所得は300万円でした。
いかがでしょうか。今回は兵庫県で一番「面積が大きい市」について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年11月28日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 豊岡市「豊岡市の概要」
- 兵庫県「兵庫県の概要について」
- 兵庫県「令和3年度兵庫県民経済計算」
小野田 裕太