2. 【60歳代・単身世帯】貯蓄3000万円以上の割合は15.1%
次に、60歳代世帯のうち、単身世帯で3000万円以上の資産を保有している割合を確認してみましょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」より、60歳代の単身世帯についてみていきます。
60歳代の単身世帯で、貯蓄3000万円以上を保有している割合は全体の15.1%です。二人以上世帯と比較すると5%ほど少なくなっていますが、全体の数字はどうでしょうか。詳しくみていきましょう。
平均値:1468万円
中央値:210万円
- 金融資産非保有:33.3%
- 100万円未満:8.5%
- 100~200万円未満:4.7%
- 200~300万円未満:2.8%
- 300~400万円未満:4.3%
- 400~500万円未満:2.4%
- 500~700万円未満:3.5%
- 700~1000万円未満:2.8%
- 1000~1500万円未満:6.6%
- 1500~2000万円未満:4.5%
- 2000~3000万円未満:8.0%
- 3000万円以上:15.1%
60歳代の単身世帯の平均金融資産保有額は1468万円ですから(※同資料より)、3000万円以上保有している世帯は平均よりも1500万円以上多く、資産を保有している世帯になります。
一方、中央値は210万円と極端に低くなっています。60歳代単身世帯の半数が、貯蓄額210万円以下であることから、世帯間で大きな格差が生じていることがわかります。