3. 富裕層の共通点(その2)趣味から人脈が広がっていく

お金持ちの方は、趣味から自然と人脈を広げていくことが上手です。

共通の趣味をきっかけに話がはずみ、自然とビジネスの話に移っていくケースもあります。

また、自身の趣味を周囲に伝え、「一緒にやろう」「〇〇に試合があるから練習しよう」などと声をかけ、趣味を起点とした仲間づくりを楽しむ方もいらっしゃいました。

4. 富裕層の共通点(その3)絵画や茶道、ゴルフ、釣りなど趣味はさまざま

お金持ちの方はたとえ忙しくても、時間を作って趣味を楽しまれている方が多いように感じます。

趣味の内容は、絵画や茶道、ゴルフ、釣り、音楽など多岐に渡り、いろいろなことに楽しみながらチャレンジされている様子でした。

筆者がお金持ちの方のご自宅に伺った際、とても美しい絵が飾ってあったので画家を訪ねたところ、家主であるお金持ちの方が趣味で描いた絵であることがわかり大変驚いた思い出があります。

お金持ちの方は年齢や性別を問わず、好きなことや興味があることに集中して取り組むことに長けている傾向にあり、プロ顔負けの腕前を持たれている方も多いです。

5. まとめにかえて

今回は、野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」をもとに、日本にいる資産5000万円超の世帯数や、保有資産規模について見てきました。

純金融資産が5000万円以上1億円未満の準富裕層は、日本に325.4万世帯います。

純金融資産が3000万円未満のマス層は4213.2万世帯となっているため、準富裕層は少数派であることがわかります。

また、証券会社で富裕層担当であった元社員の筆者が見てきた「富裕層の趣味」における共通点をご紹介したとおり、お金持ちの方は多忙な状況にありながらも、趣味を満喫しているケースが多いです。

趣味を楽しむことで、人脈や知見が広がり、ビジネスにつながるケースもあるでしょう。

仕事も趣味も全力で打ち込む姿は、見習いたいものですね。

参考資料

安達 さやか