3. 1年生や2年生が知りたい就活の疑問:「何を」「いつ」始めたらいいの
「3年生の夏からもうそんなに忙しいの?」と焦っている1年生や2年生の皆さんに向けて、今からやっておくといいことをご紹介します。
3.1 大学が提供しているワークショップに参加してみる
大学と提携して、企業の説明やワークショップを行うイベントが最近では増えています。
無理に参加する必要はありませんが、就活が不安、という人にはなんとなく雰囲気を掴むことができるのでおすすめです。
グループワークで就活を行っている上級生から話を聞く機会があるかもしれません。
筆者の大学では夏休みの期間に数日間のワークショップがありました。
3.2 自己分析してみる
「まだ自分がどんな仕事に就きたいかも分からない......」という人は、自己分析を行ってみるのも良いでしょう。
大学単位で行われるテストもありますし、複数の就活サイトが提供しているテストもあります。
試しにやってみて、自分がどんな職種に興味があるのか目星を付けておくと役立ちます。
3.3 なにかと挑戦してみる
就活と関係ないのでは?と思った方もいるのではないでしょうか。
前述の自己分析とも関わってきますが、「自分が何者で、何がしたくて、どういう経験をしてきたか」が就活の大きな軸になってきます。
たとえば、短期留学を経験して、海外でのビジネスに興味を持つかもしれないし、海外は向いてないと気づくかもしれません。
そうした大学生活での積み重ねが、就活のエピソードトークに活きてきます。
もしかしたら就活のときに役に立つかもしれないし、とりあえずなんでもやってみるくらいのスタンスで様々なものを吸収すると良いでしょう。
つまり、1、2年生の空いている期間に、少し余裕を持って様々なことに活動してみるくらいがちょうどいいと思います。
もうすでに希望する職種が決まっている方は、そのままガンガン進んでも構わないと思いますが、大半の大学生が進路を定めていません。
まずは選択肢を広げる、というところから始めてみてはいかがでしょうか。
4. まとめにかえて
今回は早期化する就活の現状を見ていきました。就活のペースが毎年早くなっていることは事実です。
しかしながら、大学生活をすべて就活に捧げてしまうのももったいない、というように思います。
1、2年生まではとことん大学生活を充実させて、2年生の後期から徐々に就活を意識した勉強を行うことで、無理のないスタートダッシュを切れるかと思います。
就活の早期化が進む中で焦りを感じることもあるかもしれませんが、大学生活でしか得られない経験も大切です。
自分らしい学生生活を送りながら、計画的に就活に取り組むことができると良いですね。
参考資料
- 株式会社学情「2026年卒学生の就職意識調査(選考に進みたい企業)2024年10月版」
- 株式会社学情「2025年卒 内々定率調査 2024年9月度」
- 内閣官房「これから就職活動を行う学生の皆さんに知っていただきたいこと(2025年度卒用)」
- 内閣官房「2025(令和7)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」
LIMO・U23編集部