2. 大学3年生、就職活動はどのくらい進んでいる?

では現在の3年生、通称「26卒」の就活状況はどうなっているか見てみましょう。

4割以上の学生が、3年生の9月末時点で「選考参加」を決めている企業があることが分かります。

つまり、企業説明会やインターンシップ、オープンカンパニーには既に参加していて、企業研究がある程度済んでいる状態ということです。

さらにアンケート回答者から、

  • 「インターンシップに参加した企業のなかで、選考に参加したい企業がある」
  • 「インターンシップに参加して、仕事内容や企業の雰囲気を掴むことができた」
  • 「すでに早期選考に参加している」

などのコメントが挙げられています。

2.1 就活の実態はもっと早くなっているケースも

2025年卒採用から、「長期休暇中に実施」「開催日数5日以上」「開催日数の半数以上は、職場での就業体験を実施」などの一定の条件下で、インターンシップと採用の連携が可能になりました。

実質的に就活が前倒しになっていると捉えられます。

3年生の夏までに、企業説明会に参加し、インターンシップに参加し、セミナーに参加し……と忙しくしていたということですね。

筆者の周りでも、「インターンに応募するためにPR動画をとらないといけない」「ES(エントリーシート)の締め切りが明日までで......」などの就活にいそしむ姿が多く見られました。

夏のインターンシップは6月から選考を開始するところも少なくありません。

また、業界によっては3年生から採用選考を開始するところもありますから、それに向けてTOEICやSPIなどの試験対策を始める必要があります。

3年生の夏から就活では遅いとも言えそうです。