50歳代になると老後まであと十数年になりますが、まだ子どもの教育費や住宅ローンの返済などで多くの出費が必要な世帯も多いでしょう。
万が一のために備えて生命保険に加入するのは大切なことですが、生命保険料の支払い負担が大きいと感じている方もいるのではないでしょうか。
必要な保障の種類や金額は家族構成やライフスタイルなどによって異なりますが、50歳代のほかの人はどの位保険料を払い込んでいるのか気になるものです。
本記事では、50歳代の生命保険の加入状況や、ライフスタイル別の保険の選び方や見直し方のコツを解説していきます。
1. 50歳代の生命保険の加入率と保険料
生命保険文化センターの「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」によると、50歳代の生命保険への加入率は、男性が86.9%、女性が87.8%です。
男性・女性ともに各年代のなかで最も高い加入率となっており、ほとんどの方がいずれかの生命保険に加入していることがわかります。
また、同じく生命保険文化センターによると、年額に払い込む生命保険料の平均額は、男性が25万5000円、女性が19万円となっており、各年代のなかで最も高額です。
20歳代から30歳代・40歳代と徐々に保険料が高額になっていき、50歳代でピークを迎えた後、徐々に減額しています。
生命保険は、保障金額が大きくなる程、また、保障内容が手厚くなる程保険料が高額になるのが一般的です。
生命保険文化センターの「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、50歳代の保険金額は、50歳〜54歳が2296万円、55歳〜59歳が2312万円となっています。
高額な保険金額で手厚い保障を付けている方が多いと考えられます。