2. 4つの県の「平均標高」を比較すると…

都道府県別平均標高TOP10を見てみると…

都道府県別平均標高TOP10を見てみると…

出所:国土地理院「都道府県別平均標高」「都道府県の最高地点」を参考に筆者作成

国土地理院が公表している「都道府県別平均標高」によると、日本で二番目に平均標高が高いのは山梨県です。気になる平均標高は995メートルとなっています。

山梨県は甲府盆地を除いて平野部が少なく、県土の約78%が山地です。県内には標高3776メートルの富士山をはじめ、標高3193メートルの北岳、標高3190メートルの間ノ岳と、日本の高い山TOP3が集結。平均標高が日本で二番目に高いのも納得ですね。

山梨県に続いて平均標高が高いのは、群馬県の764メートル。岐阜県の721メートル、富山県の665メートルでした。

ちなみに、平均標高が一番低い都道府県は千葉県の45メートル。山梨県と千葉県では平均標高に約22倍もの差があります。

3. 山梨県の県内総生産は名目3兆7029億円

ここからは日本で二番目に平均標高が高い山梨県について紹介します。

日本列島のほぼ中央に位置する山梨県は、東京都、神奈川県、静岡県、長野県、埼玉県に隣接する海のない内陸県です。県は13の市、8つの町、6つの村で構成されており、面積は4465.27平方キロメートル。

公益財団法人国土地理協会「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数(日本人住民+外国人住民)」によると、山梨県の人口は80万2485人で、人口TOP5の市は以下の通りです(2024年4月時点)。

  • 甲府市    18万3984人
  • 甲斐市    7万6273人
  • 南アルプス市 7万1511人
  • 笛吹市    6万7083人
  • 富士吉田市  4万6472人

そんな山梨県の気候は、標高差による地域差が大きいのが特徴。人口が集中する盆地の年平均気温はほぼ全国平均値ですが、標高が高い地域では盆地との気温差が6度に達するところもあります。また、年間雨量も少雨地域と多雨地域が混在しています。

経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目3兆7029億円。県民所得は2兆6116億円で、一人当たり県民所得は324万3000円でした。

いかがでしょうか。今回は日本で二番目に「平均標高が高い」都道府県について紹介しました。

3.1 調査概要

調査日:2024年11月19日
調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)

参考資料

小野田 裕太