2025年が幕開けし、今年こそお金を貯めようと考えている方も多いでしょう。そこで重要になるのが「貯蓄の目的」です。

一般的に、私たち日本人が準備しなくてはいけない資金は大きく分けて3つあると言われています。

  1. 教育資金
  2. 住宅資金
  3. 老後資金

奨学金制度や住宅ローン制度を活用する選択肢があることに比べ、老後資金は自分で貯める必要性が高いともいえます。

もし不足してしまった場合には、自分自身の老後生活に直結します。

今回は、実際に65歳以上で「無職世帯」の収支の平均額を見ていくとともに、老後資金について着目していきたいと思います。

1. 【65歳以上の無職世帯】夫婦の平均貯蓄額はいくらなの?

実際、今のシニアはどれほどの貯蓄が準備できているのか知りたいという方もいると思います。

老後のスタート時期はそれぞれ異なりますが、65歳で定年退職を迎える方も増えていますね。

総務省では、65歳以上で「無職」となった夫婦世帯の家計事情を調査し、毎年公表しています。こちらによると、65歳以上「無職夫婦世帯」の平均貯蓄額は2504万円となりました。

65歳以上・無職夫婦世帯の平均貯蓄額。では勤労世帯も含む平均はいくら?次の写真をチェック

65歳以上・無職夫婦世帯の平均貯蓄額

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」