3. ＜詳しく知りたい＞国民年金・厚生年金の平均月額はいくら？
ここまで、「年金生活者支援給付金」の制度について紹介しました。
続いて、今のシニア世代が実際に受け取っている老齢年金について、平均額や個人差を見ていきます。
まずは国民年金（老齢基礎年金）を確認してみましょう。
3.1 国民年金（老齢基礎年金）の平均月額
国民年金（基礎年金）は、日本に住む20歳から60歳未満のすべての人が原則として加入する必要があります。
年金保険料は全員一律で、2024年度の月額は1万6980円です。
年金保険料を480カ月すべて納付すると、老後に満額の国民年金（2024年度の月額は6万8000円）を受給できます。
〈全体〉平均年金月額：5万6316円
- 〈男性〉平均年金月額：5万8798円
- 〈女性〉平均年金月額：5万4426円
自営業など「厚生年金加入期間が全くない人」が老後に受け取る年金は、国民年金（老齢基礎年金）のみです。
この国民年金の平均月額は、男女全体で見ても、男女別に見ても、いずれも5万円台となっています。
男女全体の平均月額5万6316円を受給すると、年額では67万5792円。年金以外の収入がない場合、65歳以上ならば老齢年金生活者支援給付金の対象となります。
次に、厚生年金についても見てみましょう。
