4.3 【80歳代 一覧表】国民年金の平均月額
- 80歳：国民年金5万5413円
- 81歳：国民年金5万5283円
- 82歳：国民年金5万7003円
- 83歳：国民年金5万6779円
- 84歳：国民年金5万6605円
- 85歳：国民年金5万6609円
- 86歳：国民年金5万6179円
- 87歳：国民年金5万6030円
- 88歳：国民年金5万5763円
- 89歳：国民年金5万5312円
国民年金は、65歳以降の平均受給月額がいずれも5万円台となっています。
保険料が一律であり、個人差があまり生じにくいことから、多くの方がこの水準に該当していると考えられます。
5. 安心した老後生活を送るために
今回は年金生活者支援給付金と、60歳・70歳代・80歳の年金事情についてみていきました。
「厚生年金・国民年金」の受給額は人によって異なるため、平均についてはあくまでも参考程度で見ていただくといいでしょう。
特に厚生年金部分については、現役時代の働き方や収入によっても異なります。ねんきん定期便などを活用し、自分が受け取れる年金額を確認することが大切です。
また、自営業やフリーランスの方は厚生年金に加入していない点も考慮していく必要があるでしょう。
老後生活に年金だけの収入では難しいと感じる方が多いかと思います。
老後を豊かなものにするには、現役世代のうちにどれだけ準備できるかにかかっているといっても過言ではありません。
準備として多く活用されているのが「資産運用」です。貯金も大事ですが、今は銀行に置いていてもなかなか増えません。
最近では、「iDeCo（イデコ：個人型確定拠出年金）」や「NISA」など、国が後押ししている、税制優遇を受けながら資産運用できる制度もあります。
もちろん資産運用はリスクも伴いますが、貯金だけではインフレというリスクを保有していることも念頭に置きましょう。
将来に向けて、計画的かつ自身に合っている方法を選択できれば、心強い味方になってくれます。
人によってリスクの許容度は違いますし、準備すべき金額も異なります。
大きな金額を目指すのであれば、ある程度のリスクは取らざるを得ないかもしれませんが、ある程度の資産を作った上で「あと少し資金を増やしたい」という段階なのであれば、わざわざリスクを取りに行く必要はありません。
まずは知識を高め、自分に合う方法について知っていきましょう。
※個別の相談にはお答えできません。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書（はがき型）が届いた方へ」
- 公益財団法人生命保険文化センター「老齢年金生活者支援給付金について知りたい」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
大庭 新太朗
