2. 国民健康保険料を安くする3つの方法

国民健康保険料の納付が難しい場合は、次の3つの方法を検討してみましょう。

  • 国民健康保険料の減額、減免・納付猶予を利用する
  • 国民健康保険組合に加入する
  • 青色申告特別控除を受ける

2.1 国民健康保険料の減額、減免・納付猶予を利用する

国民健康保険料の計算において、所定の所得基準を下回る世帯の場合、保険料が7割・5割・2割のいずれかに減額される制度があります。

国民健康保険料は、所得に応じてかかる「応能分」と、被保険者に平等にかかる「応益分」から構成されており、減額対象になるのは応益分にあたる分です。

保険料の減額対象者の要件は自治体により異なりますが、厚生労働省の例によると、40歳夫婦と子ども1人の世帯の場合、年収97万円以下の場合は7割、197万円以下の場合は5割、302万円以下の場合は2割が減額されます。

国民健康保険料の減額割合と要件(例)

国民健康保険料の減額割合と要件(例)

出所:厚生労働省「国民健康保険の保険料・保険税について」

また、災害その他の事情により保険料を納めることが難しい場合は、保険料の減免や猶予を受けることが可能です。お住まいの自治体の国民健康保険窓口に問い合わせてください。