3.3 長期的に投資する
積立投資は、できるだけ長期的に続けることも、効果を発揮させるポイントです。
長期間にわたって資産を運用することで、複利効果を最大限に活用できる上に、たとえ一定の期間で価格が下がったとしても、総合的な保有期間で見た場合に利益を享受できる可能性が高くなります。価格が下がってしまった時に焦って売却をせずに、計画した期間は投資を続けることが重要です。
3.4 手数料の安い商品を選択する
投資信託には手数料がかかります。特に、投資信託を保有している期間中に継続して支払う信託報酬は、利益の差が出にくいインデックスファンドにおいて最終的な受け取り利益の大きな差を生むこともあります。同じような条件下の銘柄で悩んだら、信託報酬が低い銘柄を選ぶことが望ましいです。
4. おわりに
新NISA制度は、投資初心者でも資産運用をしたいと感じられるように始められた制度です。特に、つみたて投資枠は安定的な資産運用を目指した投資枠であるため、比較的リスクを減らして投資をすることが可能です。
たとえ月額1万円でも新NISA制度で積立投資をすることで、20年後には銀行預金と比較して大きな資産形成を目指すことができます。
しかし、あくまでも投資ではあるため、リスクを完全に無くすことはできません。元本割れのリスクがあることも考慮しながら、無理のない範囲で積立をしていくことが、焦らず長期的に投資をする上で重要です。
しっかりと計画を立て、必要に応じて専門家の意見を取り入れながら、将来の充実した生活のための資金を組み立てていきましょう。
参考資料
斎藤 彩菜