2. 65歳まで20年の積立投資でいくらになる?利回り別シミュレーション

次に、積立を行った場合にいくら受け取ることができるのか、シミュレーションをしてみましょう。

今回は、例えば65歳で現役を退くことを考えて、45歳から20年間で月額1万円の積立投資をした場合に、最終的に幾ら受け取ることができるのかを、利回り別に検討します。

2.1 前提条件

今回のシミュレーションでは、下記の条件にて検討をしていきます。

【投資期間】20年間
【投資金額】毎月1万円
【元本】毎月1万円×12ヶ月×20年=240万円
【利回り】下記の3パターン

  • ケース1:2%
  • ケース2:8%
  • ケース3:0.5%(番外編として、現在の銀行定期預金を想定した利率)

2.2 ケース1:利回り2%

ケース1:利回り2%

ケース1:利回り2%

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

元本240万円に対して利回りが2%の場合、20年後には295万円となり、投資利益の合計は55万円です。

2.3 ケース2:利回り8%

ケース3:利回り8%

ケース3:利回り8%

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

利回りが8%の場合、20年後には589万円となり、投資利益の合計は349万円です。

2.4 ケース3:利回り0.5%

ケース3:利回り0.5%

ケース3:利回り0.5%

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

利回りが0.5%の場合、20年後には252万円となり、投資利益の合計は12万円になります。

月の積立がわずか1万円であったとしても、銀行預金とNISAの平均最低利回りで計算した場合とでは、20年間で41万円と大きな差が出ることがわかります。

さらに、銀行預金の場合は利益から税金も控除されるため、手取りで考えた場合にはさらに差が大きなものになります。