1.2 新NISA制度:「つみたて投資枠」
- 年間投資上限額:120万円
- 非課税保有期間:無期限
- 投資対象商品:投資信託やETF
非課税保有限度額(総枠):1800万円(うち成長投資枠1200万円)※枠の再利用が可能
新NISA制度では、従来の「一般NISA」と「つみたてNISA」が統合され、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの枠組みが新たに設けられ、併用が可能になりました。
加えて、年間投資上限額が引き上げられ、非課税保有限度額(総枠)の新設・恒久化がされたため、長期的な資産運用をより効率的に行えるようになります。
これらの変更により、積立投資のしやすさが大きく向上します。
なお、一般NISAとつみたてNISAは2023年末で新規の買付が終了していますが、すでに非課税口座内に保有している商品は、新しいNISA制度の非課税枠外で継続的に取り扱われます。
2. 【新NISAシミュレーション】積立投資「月3万円・30年間」で利益はいくらに?
新NISAに関心がある一方で、「よくわからない」「運用が怖い」と感じている方も少なくないでしょう。
特に、積立投資では毎月一定額を積み立てるため、利益が出た際のイメージがつかみにくい場合もあります。
そこで、本章では「月3万円を積み立て、年率3%で運用できた場合」のシミュレーション結果を確認してみましょう。
元本・運用収益:総額を確認します。