筆者はファイナンシャルアドバイザーとして普段お金に関する相談を受けていますが、ご相談にいらっしゃる方の多くがNISAに関心をお持ちです。

NISAは株式や投資信託などを運用して出た利益が非課税になる制度であり、2024年から新制度となったことで今まで以上に注目を集めています。

物価上昇や平均寿命が延びていることを考えると、生きていくのに必要なお金は大きくなっていますので、低金利の状態が続く日本では効率的に資産形成をする手段としてもNISA利用する方は増えています。

今回は改めてNISA制度の変更ポイントを確認したうえで、「積立投資で月3万円・30年間」運用した場合、どれくらいの資産をつくることができるのかをシミュレーションしていきます。NISAが気になっている方は、運用を取り入れるべきかの参考にしていただければと思います。

1. 制度変更から約1年!新NISA制度の魅力ポイント

まずは「新NISA制度」の概要を確認していきます。

1.1 新NISA制度:「成長投資枠」

出所:金融庁「NISAを知る」をもとにLIMO編集部作成

  • 年間投資上限額:240万円
  • 非課税保有期間:無期限
  • 投資対象商品:上場株式・投資信託など