【厚生年金＆国民年金の平均額】60代・70代・80代の受給額を一覧表で解説！個人差や年金のリアルを徹底チェック厚生年金と国民年金の平均月額「世代別」の受給金額や年金額に影響する要因をわかりやすく解説

3. 一覧表《厚生年金・年齢別平均月額》60歳代・70歳代・80歳代を1歳刻みで見る

厚生年金についても同様に見ていきましょう。

なお、厚生年金の被保険者は第1号～第4号に区分されており、ここでは民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険（第1号）」（以下記事内では「厚生年金」と表記）の年金月額を紹介します。

また、記事内で紹介する厚生年金保険（第1号）の年金月額には国民年金の月額部分も含まれています。

【60歳代】厚生年金の平均年金月額（60歳～69歳）

※65歳未満の厚生年金保険（第1号）の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの者

【70歳代】厚生年金の平均年金月額（70歳～79歳）

【80歳代】厚生年金の平均年金月額（80歳～89歳）

65歳以上の平均年金月額は、14万円台～16万円台。平均月額を単純比較すると、国民年金のみを受け取る場合の3倍程度の年金水準となります。

ただし、上記の厚生年金の月額には国民年金部分が含まれている点、そして厚生年金が「報酬比例」の年金であるため現役時代の収入等により個人差が大きい点には留意しておく必要があるでしょう。

厚生年金を受け取れる場合、一般的には国民年金よりも手厚い年金額となります。とはいえ厚生年金を受給する人の中でも、低年金の人から高額受給者までさまざまなのです。

次ではこの「年金の個人差」に着目するため「年金月額階級別受給権者数」のデータから、その分布を見ていきます。