2. 【2024年度】都道府県ごとの地域別最低賃金はいくら?
2024年度の各都道府県の最低賃金は以下の通りとなりました。
2.1 2024年度の「地域別最低賃金」
- 北海道:1010円
- 青森県:953円
- 岩手県:952円
- 宮城県:973円
- 秋田県:951円
- 山形県:955円
- 福島県:955円
- 茨城県:1005円
- 栃木県:1004円
- 群馬県:985円
- 埼玉県:1078円
- 千葉県:1076円
- 東京都:1163円
- 神奈川県:1162円
- 新潟県:985円
- 富山県:998円
- 石川県:984円
- 福井県:984円
- 山梨県:988円
- 長野県:998円
- 岐阜県:1001円
- 静岡県:1034円
- 愛知県:1077円
- 三重県:1023円
- 滋賀県:1017円
- 京都府:1058円
- 大阪府:1114円
- 兵庫県:1052円
- 奈良県:986円
- 和歌山県:980円
- 鳥取県:957円
- 島根県:962円
- 岡山県:982円
- 広島県:1020円
- 山口県:979円
- 徳島県:980円
- 香川県:970円
- 愛媛県:956円
- 高知県:952円
- 福岡県:992円
- 佐賀県:956円
- 長崎県:953円
- 熊本県:952円
- 大分県:954円
- 宮崎県:952円
- 鹿児島県:953円
- 沖縄県:952円
全国加重平均:1055円
結果的に、2024年度の全国加重平均の最低賃金は時給1055円、前年度(1004円)より51円上がっています。また、時給1000円を超える都道府県は前年(8都府県)から大幅に増え、下記の15都道府県となりました。
北海道(1010円)、茨城県(1005円)、埼玉県(1078円)、千葉県(1076円)、東京都(1163円)、神奈川県(1162円)、岐阜県(1001円)、静岡県(1034円)、愛知県(1077円)、三重県(1023円)、滋賀県(1017円)、京都府(1058円)、大阪府(1114円)、兵庫県(1052円)、広島県(1020円)
前年度800円台だった地域はすべて900円を超えたものの、全国加重平均の1055円から大きく乖離する県も少なくありません。過去最大の引き上げ幅になったとはいえ、地域差が大きいのが実情です。
さて「時給アップ」は一見すると喜ばしい動きではありますが、パート・アルバイトなどで働く人たちの中には、ちょっと心配になる人もいるでしょう。
次では、パート・アルバイトで働く人たちと関係が深い「年収の壁」について考えていきます。