老後生活の支えとなる公的年金制度。

なかには、少子高齢化により保険料を支払う現役世代が減少して、受給できる年金額が目減りするのではないかと不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

現在は「人生100年時代」とも言われ、日本人の平均寿命は延びています。

長生きして人生を楽しむ期間が長くなるのは喜ばしいことですが、医療費や介護費用などの負担も考えておくことが大切です。

また物価の上昇が長らく続いているため、今と同じ水準の生活を送るには、将来より多くの資金が必要になる可能性が考えられます。

そのため、公的年金だけに頼るだけでなく、できるだけ早いうちから老後資金の準備を進めていけるとよいですね。

では、シニア夫婦の生活費は、いくらかかるのでしょうか。

今回は、65歳以上の平均貯蓄額や1カ月の家計収支、モデル年金額例を見ていきましょう。

※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引き落しに備えている普通預金残高は含まれません。