【老齢年金】12月13日、新たに「年金生活者支援給付金」が支給された人も！《年金一覧表》60歳～89歳「厚生年金と国民年金」平均月額はいくらか 年金生活者支援給付金の支給要件・支給額

4. 厚生年金・国民年金の「平均月額&受給割合」から分かる個人差とは？

厚生労働省年金局の資料による、厚生年金・国民年金の「平均月額」と「月額ごとの受給者数」は以下のとおりです。

4.1 【一覧】厚生年金（老齢厚生年金）の平均月額と受給割合

〈全体〉平均年金月額：14万3973円

• 〈男性〉平均年金月額：16万3875円
• 〈女性〉平均年金月額：10万4878円

※国民年金の金額を含む

上記のグラフを見ると、月額1万円未満から30万円以上まで、年金の受給額には大きな個人差があることが明らかです。

特に、厚生年金の加入期間が短い場合や、国民年金の保険料を十分に納付していない場合、受給額が平均を大きく下回る可能性が高いことが分かります。

4.2 【一覧】国民年金（老齢基礎年金）の平均月額と受給割合

〈全体〉平均年金月額：5万6316円

• 〈男性〉平均年金月額：5万8798円
• 〈女性〉平均年金月額：5万4426円

国民年金は保険料が一律であるため、厚生年金と比べて個人差は少ないですが、国民年金のみを受給している人のボリュームゾーンは6万円台で、年金収入だけでは老後の生活を十分に支えるのは難しい状況です。

これまで、厚生年金と国民年金の受給額における個人差について見てきましたが、年金を含む収入が少ない場合、国から支給される「給付金」を受け取れる可能性があります。

次章では、どのような条件でどれくらいの給付金を受け取れるかについて確認していきます。