2024年11月15日、厚生労働省は「介護保険事業状況報告の概要」をリリース。第一号被保険者に対する65歳以上の認定者数の割合は約19.6%、つまり、65歳以上の5人に1人は要介護(要支援)認定を受けていることになります。
物価上昇が続く中、介護のための支出が加わると、公的年金だけで家計をやりくりするのは大変ですよね。
現役世代の方々は、こうした可能性も想定して、老後対策を進めておく必要があります。
本記事では、現代シニアの年金受給額をご紹介しますので、将来訪れる年金暮らしをイメージしてみましょう。
1. 【老齢年金】現代シニア「国民年金」月額いくらもらってる?
厚生労働省年金局が毎年公表している「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、「国民年金」のみを受給する人の年金月額を確認していきます。
1.1 【年金一覧表】国民年金:年金月額階級ごとの受給者数
- 1万円未満:6万5660人
- 1万円以上~2万円未満:27万4330人
- 2万円以上~3万円未満:88万1065人
- 3万円以上~4万円未満:266万1520人
- 4万円以上~5万円未満:465万5774人
- 5万円以上~6万円未満:824万6178人
- 6万円以上~7万円未満:1484万7491人
- 7万円以上~:178万3609人
1.2 国民年金の平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:5万6316円
- 〈男性〉平均年金月額:5万8798円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4426円
国民年金の平均年金月額は5万円台。ボリュームゾーンは「6万円以上~7万円未満」です。
次に厚生年金についても確認していきます。