5. まとめにかえて

今回は年金生活者支援給付金と、60歳代・70歳代・80歳代の年金事情について確認していきました。

年金生活者支援給付金があっても年金受給だけでの生活は厳しいと感じた方は多いのではないでしょうか。

厚生年金の年金額は、現役世代の収入と年金加入期間によって決まりますので、現役世代に関係のない話ではありません。

実際の公的年金の受給額が分かれば老後のプランも立てやすいと思いますので、まずは「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で受け取れる年金額について確認しておきましょう。

年金収入だけでは厳しいというのであれば資産運用も選択肢の一つです。

資産運用には預貯金とは異なり、元本割れのリスクもありますが投資にはリスクをともないますが、長期で見れば毎月コツコツと一定額を積立することにより、リスクを軽減させる効果もあります。

一昔前とは異なり、低金利時代では預貯金だけで資産を増やしていくのは難しくなっております。

一方で現在は、2024年度から制度が新しくなった「NISA」や自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度の「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」など、資産運用できる制度が充実しております。

早めの対策を行うことによって老後ゆとりのある生活を迎えることができるのではないでしょうか。