ファイナンシャルアドバイザーとしてお金に関するさまざまな相談を受けている筆者ですが、モノの値段が上がったことによって資産運用の相談が多くなったように感じます。
近年の物価上昇により、「預貯金に預けているだけでは将来への備えが不安」という悩みを抱えている人が増えているようです。
現役世代は出費が多くなり過ぎたとしても、働いて給与を得たり、長期の資産運用をしたりして挽回することが期待できます。
しかし、老後になって出費がかさむと、現役時代のような収入を得ることが難しい傾向にあるため、貯蓄を切り崩しながら生活する方もいるのではないでしょうか。
豊かな老後を目指すためには、長らく続く物価高を考慮したうえで、老後生活が始まる前に家計の管理ができるように習慣づけておくことが大切です。
まずは老後生活をイメージするために、今老後生活を送っている方々の毎月の生活費について確認していきましょう。
本記事では、65歳以上の無職夫婦世帯の生活事情について、わかりやすく解説していきます。
また記事後半では、AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)からのアドバイスもまとめてありますので、ぜひ最後までご覧ください。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。