【老後のリアル】高齢者世帯の約6割が「年金だけでは生活できない」現実。70代の「貯蓄ゼロ世帯」の割合と年金受給額を徹底解説 厚生年金と国民年金の平均月額はいくら？年代別の受給額一覧表や貯蓄事情をわかりやすく解説！

2. 公的年金「厚生年金・国民年金」の平均月額はいくら？

厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、現代シニアの平均的な年金額を見ていきましょう。

2.1 厚生年金の平均月額

〈全体〉の平均月額：14万3973円

• 〈男性〉の平均月額：16万3875円
• 〈女性〉の平均月額：10万4878円

※国民年金部分を含む

2.2 国民年金の平均月額

〈全体〉平均年金月額：5万6316円

• 〈男性〉平均年金月額：5万8798円
• 〈女性〉平均年金月額：5万4426円

老後に受け取れる公的年金の平均月額は、厚生年金が約14万円、国民年金が約5万円です。

支出とのバランスを考慮すると、この年金収入だけで老後の生活費を賄うのは難しい場合もありそうです。

また、厚生年金・国民年金の受給額には個人差があり、特に厚生年金は現役時代の年金加入期間や年収に左右されます。

そのため、平均を大きく上回る人もいれば下回る人もいます。

現役世代の方は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用して、自身の年金見込額を確認しておくことをおすすめします。