4. 老後準備は現状の把握から

今回は、70歳代の貯蓄額や厚生年金・国民年金の平均月額について解説しました。現在の状況を知ることで、自身の将来像をより具体的にイメージし、それに向けた準備を進めるためのヒントになれば幸いです。

10年後や20年後には、社会や経済の状況が大きく変わっている可能性があります。しかし、現状をしっかり把握しておくことで、将来への備えが一層現実的で計画的なものになります。特に、物価高が続くことが予想される中で、老後の生活を安心して迎えるためには、今から準備を始めることが重要です。

理想的な老後を実現するためには、早めの行動が大きなポイントになります。日々の生活の中で少しずつでも備えを始めることで、将来の安心感が増すでしょう。

4.1 【ご参考】70歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:19.2%
  • 100万円未満:5.6%
  • 100~200万円未満:5.1%
  • 200~300万円未満:4.3%
  • 300~400万円未満:4.7%
  • 400~500万円未満:2.5%
  • 500~700万円未満:6.2%
  • 700~1000万円未満:5.8%
  • 1000~1500万円未満:10.2%
  • 1500~2000万円未満:6.6%
  • 2000~3000万円未満:7.4%
  • 3000万円以上:19.7%