4. 二階伸康氏が掲げる一次産業の保護について

農林水産省によると、日本の⾷糧自給率は1965年度には73%あったものの年々落ち込み、現在は38%(カロリーベース)。これは先進国で1番低い数字です。

世界的な⼈⼝増加を受けて世界の穀物⽣産量が増加する一方で、地球温暖化の影響による異常気象で局所的な不作が発⽣するなど、世界的な⾷料⽣産の不安定化が問題となっています。

輸入に大部分を頼っている日本は地政学的リスクの影響も受けやすいため、食糧安全保障の強化が急速に進められています。海外依存の⾼い品⽬の国内⽣産拡⼤、農業⽣産資材の国内代替転換が推進されています。

また⼈⼝減少は農村で先⾏しており、基幹的農業従事者数は2000年から2023年にかけて半減し、約116万⼈です。高齢化も深刻です。

これから農業人口のさらなる減少に備え、スマート農業技術を始め、農業の⽣産性向上等に資する技術⾰新が進んでいます。

年齢別の基幹的農業従事者数。60歳以上が約80%と高齢化も深刻です。

年齢別の基幹的農業従事者数

出所:農林水産省「令和5年度 食料・農業・農村白書」

5. まとめ

和歌山県第2区から出馬した、無所属の世耕弘成氏、自民党の二階伸康氏の政策を比較しました。

他候補の公約も発表されていますので、気になる方はチェックしてみてください。

参考資料

LIMO編集部