6. マイナ保険証Q&A
6.1 Q:マイナ保険証をなくしたらどうなりますか?
A:マイナ保険証をなくしたら、速やかに利用の一時停止の手続きをしましょう。24時間365日フリーダイヤルで一時利用停止を受け付けています。
*マイナンバーカード総合窓口(0120-95-0178)
マイナンバーカードの利用は本人確認とセットであるため、悪用しようと思ってもできません。
また、マイナンバーカードのICチップには保険証情報や医療情報自体は入っていないため、それだけで個人情報の特定はできないようになっています。
6.2 Q:マイナ保険証をなくして手元にないときに、医療機関を受診する方法はありますか?
A:すぐに医療機関を受診する場合は、保険者に申請して、資格確認書を発行してもらいましょう。紛失などによりマイナンバーカードを再発行する必要がある場合は、居住する市区町村で再発行ができます。現在、カードの受け取りまでに1か月程度かかりますが、2024年12月から、最短5日程度での再発行が可能になります。
6.3 Q:マイナンバーカードを持ち歩きたくないのですが、スマホで受診できるようになりますか?
6.4 A:政府はマイナンバーカード機能をiPhoneに搭載できるよう、2025年春のリリースを目指して準備を進めています。搭載後、一部の医療機関・薬局でiPhoneのマイナ保険証利用を速やかに開始し、順次、全国の医療機関・薬局に拡大する予定です。Androidのスマートフォンについては、iPhoneへの搭載開始と同じ時期に保険証の利用を開始できるよう準備を進めています。
7. まとめにかえて
今までの健康保険証の発行が終了することで、マイナ保険証への切り替えが課題となっています。
一斉に切り替えをすることは現状不可能であるため、しばらくは、現行の健康保険証、マイナ保険証、資格確認書などが混在することとなり、医療現場の負担が懸念されます。
しかし、社会全体のデジタル化が進んでいく中では、将来的にマイナ保険証で一本化することが、医療DXの基盤となるため、避けられないことでもあります。
現行の健康保険証の有効期限が切れる前にマイナ保険証を利用できるようにしておきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「マイナンバーカードの保険証利用について(被保険者証利用について)」
- デジタル庁「マイナンバーカードの健康保険証利用」
- 厚生労働省「広報誌「厚生労働」2024年4月号 特集」
- 厚生労働省「カンタン!便利!マイナンバーカードの保険証利用」
- 地方公共団体情報システム機構ホームページ「マイナンバーカード総合サイト」
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用方法」
- 厚生労働省「健康保険証は12月2日以降 新たに発行されなくなります」
- 全国健康保険協会「健康保険証とマイナンバーカードの 一体化(マイナ保険証)に関する 制度説明資料」
- デジタル庁「よくある質問:マイナンバーカードの健康保険証利用について」
- 厚生労働省「マイナンバーカードと健康保険証の一体化に関する検討会 最終とりまとめ」
石倉 博子