LIMO編集部が、過去1週間でよく読まれた記事を集計し、その中から厳選したコンテンツを「見逃し配信」としてお届けします。ご参考にしていただければ幸いです。 (初公開日:2024年10月27日) |
2024年10月27日に第50回衆議院議員総選挙が実施されました。
各党とも社会保障制度に関しては様々な取り組みが発表され、年金制度もその例外ではありません。
今回は、老後の収入を支える公的年金について改めて知っておきたいことをまとめました。
キーワードは公的年金、国民年金、厚生年金、年金生活者支援給付金制度です。
年齢別にもらえる年金を一気に見て行きましょう。
1. 公的年金の仕組み…国民年金と厚生年金はいわゆる「2階建て」構造
まずは、公的年金制度について確認しておきましょう。
日本の年金は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2種類から成り立っています。
これらはいわゆる「2階建て」の構造となっており、そうよばれています。
1.1 1階部分:国民年金(老齢基礎年金)
国民年金は、日本に住む20歳から60歳までのすべての人が原則加入対象です。
保険料は全員一律で、仮に40年間欠かさず保険料を納めれば、満額が受け取れます。
1.2 2階部分:厚生年金(老齢厚生年金)
厚生年金は、会社員や公務員、またパートで特定適用事業所で働き一定要件を満たした方が、国民年金に上乗せで加入できる年金保険です。
保険料は、収入に応じて(上限あり)変動があり、加入期間や納めた保険料により個人差が大きく出やすいのが特徴です。