5. まとめにかえて
この記事では、公的年金の仕組みを整理しながら、60歳以降の各年代でどのくらい年金を受け取れるのか、現実的な数字を詳しく解説しました。
年金だけで暮らすのはかなり厳しいのが現実です。「老後2000万円問題」はかつて話題になりましたが、最近の物価上昇を考えると、老後資金として2000万円以上を準備する必要がある可能性もあります。
筆者も普段の仕事で、「将来の資産づくり」について相談を受けることが多いのですが、そのほとんどが「老後資金」がテーマです。
特に、すでに老後を迎えている高齢世帯では、資産を守る方法を重視されています。
一方、現役世代は「時間」という味方があるので、少しリスクを取った運用スタイルも検討の余地があるでしょう。
いずれにせよ、自分に合った資産づくりの方法を選ぶのが大事です。リスクの許容度や将来の目標を考えながら、一歩ずつ準備を進めていきましょう。