3. 年収1000万円以上世帯「手取り収入から貯蓄に回す割合」を見る

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」より、世帯年収別にどれほどを貯蓄に回しているのかを見ていきます。

年収1000~1200万円未満の「収入から貯蓄に回す割合」

年収1000~1200万円未満の「収入から貯蓄に回す割合」

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」の各種資料を参考にLIMO編集部作成

年収1000~1200万円未満世帯における結果は以下のとおりです。

3.1 単身世帯

  • 5%未満:0%
  • 5~10%未満:50%
  • 10~15%未満:0%
  • 15~20%未満:0%
  • 20~25%未満:16.7%
  • 25~30%未満:0%
  • 30~35%未満:16.7%
  • 35%以上:0%
  • 貯蓄しなかった:16.7%

3.2 二人以上世帯

  • 5%未満:6.3
  • 5~10%未満:11.7%
  • 10~15%未満:17.5%
  • 15~20%未満:4.9%
  • 20~25%未満:15.2%
  • 25~30%未満:2.7%
  • 30~35%未満:7.2%
  • 35%以上:15.7%
  • 貯蓄しなかった:18.8%

単身世帯においては、もっとも多いのが5~10%未満の50%となりました。

手取り年収が700万円と仮定すると、年に35万円~70万円程度を貯蓄に回す人が最も多いということです。

二人以上世帯においては、貯蓄しなかったと回答した世帯が18.8%で最も多くなっています。

世帯の状況によるものの、多くを貯蓄に回せない世帯も少なくないということです。