今年も約2カ月で終わります。年末に向けて大掃除をかんがえはじめる方もいると思いますが、あわせて考えたいのが防災セットの見直しです。
そこで本記事では、防災に対する意識と防災セットに関するアンケート結果を紹介します。
多くの人が用意している防災グッズや、防災セットにかけている金額なども解説するので、参考にしてみてください。
1. 2024年の防災意識の傾向は?備蓄の内容や備蓄を始めたきっかけを紹介
掃除用品や防災用品といった生活サポート用品の製造・開発を手掛ける株式会社サンコーは、2024(令和6)年8月21日に防災の日にちなんだアンケート結果を公開しました。
2024(令和6)年7月22日~28日にかけて自社SNSのフォロワーを対象にインターネット調査を実施し、約30名分の有効回答をもとに結果を算出しています。
具体的なアンケート結果は、以下の通りです。
1.1 普段から災害に備えて防災備蓄・防災用品を備えているか
「普段から災害に備えて防災備蓄・防災用品を備えているか」という質問への回答は、次のようになりました。
- 十分ではないけれど一応備えている:89.7%
- 特に備えていない:10.3%
十分ではないけれど一応備えている人はおよそ9割にのぼり、防災意識の高さが伺えます。
1.2 どのような防災グッズを用意しているか
「どのような防災グッズを用意しているか」という質問への回答結果は、以下の表の通りです。
〈どのような防災グッズを用意しているか〉
- 懐中電灯・ランタン:82.8%
- 飲料水・軽食:79.3%
- モバイルバッテリー:58.6%
- 救急医療セット:37.9%
- ホイッスル:27.6%
- 防寒具など衣類:24.1%
- 簡易トイレ:20.7%
- 防災セット一式:10.3%
- その他:24.1%
懐中電灯・ランタンと飲料水・軽食を用意している人の割合が約80%なのに対し、簡易トイレは20%程度と、グッズによって大きく差があるのが印象的です。
1つ1つ集めるのが手間なときは防災セットをまとめて購入し、足りないものを後から買い足すのもいいでしょう。
次は防災用品を準備するようになったきっかけについて解説します。