今夏から進められてきた、2024年度新たに住民税非課税世帯等になった世帯への「10万円給付」ですが、多くの自治体が10月末をもって申請を締め切りました。
インフレにより生活が困窮している世帯として、住民税非課税世帯はたびたび給付金の対象となります。
では、「住民税非課税世帯」とは一体どのような世帯を指すのでしょうか。
本記事では、住民税非課税世帯の要件や年収目安について確認します。また、年代別の住民税非課税世帯の割合を見て、どの年代に住民税非課税世帯が多くみられるのか見ていきたいと思います。
1. 住民税非課税世帯とは何か
住民税非課税世帯とは、「住民税が課税されない世帯」を指します。
住民税は「均等割」と「所得割」の2つの部分から成り立っています。
- 均等割:所得に関係なく、一律で課される税金
- 所得割:所得に応じて課税される税金で、一般的には10%の税率
生計を一つにしている世帯の全員が、この均等割・所得割の両方で非課税となる場合、その世帯は「住民税非課税世帯」とみなされます。
では、住民税非課税世帯となるにはどのような要件が必要でしょうか。次章で確認します。