シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は日本の大手自動車メーカーの日産自動車です。
日産自動車の平均年間給与はいくらか
日産自動車(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は 818.4万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.5歳となっており40歳を上回っています。平均勤続年数は19.4年となっています。
日産自動車の従業員数は何人か
有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で2万2272名。単体で2万人以上の従業員数がいます。単体の従業員数は全て自動車事業の従業員です。
また、連結の従業員数は13万8910名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。
- 自動車事業:13万5139名
- 販売金融事業:3771名
日産自動車は平成28年10月に三菱自動車の株式を34%取得し、現在は三菱自動車は持分法適用子会社となっています。
日産自動車では平成29年11月に新しい中期計画「Nissan M.O.V.E to 2022」を発表しています。その中計の中では、以下のポイントが強調されています。
- モビリティー
- オペレーション・エクセレンス
- カスタマーバリュー
- 電動化
ルノー及び三菱自動車とのアライアンスの利点を活かした中期計画「Nissan M.O.V.E to 2022」に注目です。
まとめにかえて
年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。
ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば、幸いです。
【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について
平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。
【ご参考】有価証券報告書とは
日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。
LIMO編集部