10月10日に日本銀行が公表した「生活意識に関するアンケート調査」によると、「1年前と比べて物価が上がった」と感じている人は、全体の6割以上を占めていることが分かりました。
また、「1年後の物価」についても「かなり上がる」と「少し上がる」と回答した方は全体の8割を超えているようです。
こういった現状もあり、FPである筆者の元に相談にくる人の大半は、老後の生活に対して経済面で不安を抱えています。
また、老後の生活を支える年金制度についても十分な受給額が期待できないのではないかとの声が多数聞かれます。
では、現在年金を受け取っている令和シニアは、いったいどれくらいの年金を受け取っているのでしょうか。
今回は、厚生年金と国民年金それぞれの受給額について確認していきたいと思います。
1. 次の年金支給日は12月13日(金)<年金支給日カレンダー>
公的年金(国民年金・厚生年金)は2カ月に1度、偶数月の15日に支給されます。
15日が土日祝日にあたる場合は、直前の平日に前倒しとなります。
- 2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分
- 2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分
- 2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分
- 2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分
- 2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分
上記のとおり、2カ月に1度の年金支給日には、支給月の前々月と前月分の年金が振り込まれます。