【65歳以上の無職夫婦世帯】お金事情をリアルな数字で解説！「貯蓄の内訳・年金月額・家計収支」1カ月の生活費はいくら？

4. 厚生年金と国民年金はいくらもらえる？働き方別のモデル年金例も確認

年金は毎年度改定がされており、2024年度の年金額は2.7％の増額となりました。

2024年度の年金額の例

国民年金は満額で月額6万8000円で、1人分の金額です。

一方で厚生年金は、「標準的な夫婦の合計（2人分）」となっており、年金額は月額23万483円です。

この試算は、夫が平均的な収入（平均標準報酬、賞与を含む月額換算で43万9000円）で40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金」と「2人分の老齢基礎年金（満額）」に基づいています。

つまり、ここで提示された厚生年金額は、片働き世帯の2人分の年金額を指しているのです。

しかし現代では、おひとりさま世帯や共働き世帯が増えてきた背景もあり、これだけでは参考にしにくいと感じた方もいるでしょう。

そこで、厚生労働省の「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点」では、働き方に応じた年金額例を複数提示しています。

単身世帯の年金

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