3. <周辺環境編>資産性の高いマンションのポイント
3.1 <周辺環境編:1位>最寄り駅との距離
資産性の高いマンションかどうかを判断する上で重要な周辺環境の条件は、「最寄り駅との距離」がトップでした。
交通の利便性はマンションの資産価値に大きく影響します。通勤や通学に便利な場所は人気が高く、資産価値が下がりにくくなります。また、最寄り駅に複数路線が乗り入れていたり、快速や急行が停車したりする場合はさらに資産価値を維持できる可能性が高いです。
不動産会社からも、「駅からの距離が10分以内だと資産性が高い傾向にある」というコメントが寄せられ、最寄り駅との距離は資産性に影響を与えることが多いようです。
3.2 <周辺環境編2位>周辺環境の充実性
スーパーマーケットやコンビニが充実しているなど、周辺環境も重要なポイントです。
生活必需品が購入できる施設のほかにも、学校や病院など生活に必要な施設が周辺にそろっていれば利便性が高いエリアだと言えるでしょう。
また、今後発展が見込まれる地域を選ぶのも選択肢の一つです。新駅の開業が発表されているなど、将来的にも発展することが予想されるエリアは、価値が下がりにくくなっています。各自治体から公表されている都市計画なども参考にしてみましょう。
一方で、将来的に学校や病院などが移転する可能性もあるため、どのくらいの期間居住するのかも踏まえて、エリアを選ぶと良いでしょう。
3.3 <周辺環境編:3位>エリアの人気
次いで、「エリアの人気」が3位にランクインしました。
一般的には、人口や企業数が多く、年収の高い世帯が集まるエリアは人気が高いと言われています。不動産会社からも、「人気のエリアであれば将来売却する際にスムーズ」というコメントが寄せられており、人気エリアであればさほど時間がかからずに売却できるケースも多いようです。
そのほか、トップ10に「治安の良さ」「災害リスク」「ターミナル駅」などがランクインしました。
周辺環境は、マンションの資産価値を大きく左右します。近くに買い物施設や学校、病院などがあるかどうかはもちろん、エリアの将来性や災害リスクなどさまざまな観点から立地を確認すると良いでしょう。
不動産のプロからは資産性が高いマンションを選ぶコツとして以下のようなアドバイスがありました。
現在だけではなく、10年、20年後の負担なども考えながらエリアを決めたほうが良いと思います。時間帯を変えて物件の内見および、物件周辺を散歩してみると地域を把握できると思います。
駅の近くは施設面も充実しているケースが多く、さらに複数路線があれば利便性の良さからも将来にわたって資産性は高いまま維持されると思います。物件周辺の大きな建物の建築予定や、空き地や駐車場、接道状況も確認すると良いです。