自分の想いやこだわりを存分に反映させることができる「注文住宅」。しかし、実現できることが多岐にわたるため、どこまでこだわるべきか迷うことも多いのではないでしょうか?
今回は、一生に一度の家づくりに必要な知識と、注文住宅購入経験者の想い・こだわりをアットホームの調査をもとに紹介します。
1. 【住まい探しのプロが解説】そもそも注文住宅とは?
注文住宅とは、間取りやデザインを自由に設計して建てる住宅のことを指します。最大のメリットは、自分たちの具体的な要望に応じた理想の住まいを実現できる点です。
子どもが生まれたことを機に、注文住宅の建築を検討する方が多く見られます。また、セカンドハウスや二世帯住宅、一人暮らし用の平屋建てなど、さまざまなニーズに対応できるのも注文住宅の大きな魅力です。
このように、多彩な要望に応えることで、住まいに対する理想を形にすることができる家が注文住宅です。
2. 【住まい探しのプロが解説】注文住宅のこだわりについて聞いてみました!
2.1 <購入した注文住宅のこだわったポイント>
購入した注文住宅のこだわったポイントについて聞いたところ、1位は「オール電化にした」、2位は「コンセントの位置や配置にこだわった」、3位は「省エネ性能に優れた住宅にした」でした。
特に省エネ性能については最近の電気料金の値上げや、2025年4月から全ての新築住宅で省エネ基準適合が義務付けられるなど、今後注目が集まりそうです。
2.2 <こだわった場所とエピソード>
購入した注文住宅について、夫・妻それぞれのこだわり度を聞いたところ、「建物構造」では夫、「キッチン」「間取り」などでは妻の割合が高く、場所によってこだわりの違いが見られました。
(1) 外観デザイン
- 窓枠に木枠をつけて、とてもおしゃれになった。(妻)
- オール漆喰の塗り壁にした。またカーテンをつけなくても、外から中が見えないよう、ルーバーなどを設置し、窓位置を工夫した。(妻)
- アメリカンなデザインにした。(夫)
(2)建物構造
- 気密性や断熱性にこだわった。(夫)
- 空気循環がしやすい構造にした。(妻)
- 地震などの災害に備えて耐震性を強くすることにこだわった。(妻)
(3)間取り
- 普段使わない和室が北向きになるように設置した。(妻)
- 子どもが小さいうちは1階だけで生活が完結できるようにした。(妻)
- キッチンの隣に階段を設置することで、家族が毎日一度は必ず顔を合わすことができるようにした。(妻)
(4)キッチン
- 大理石の天板で丈夫なつくりにした。(妻)
- 海外製の食器(洗浄)乾燥機をつけた。(妻)
- リビングが見渡せるようにアイランドキッチンにした。(夫)
(5)洗面所
- ドライカウンターを設置した。(妻)
- 壁面収納でスッキリ、掃除のしやすさを重視した。(夫)
- 収納をたくさんつくった、テイストをそろえつつ白を基調に清潔感を出した。(妻)