10月から社会保険の適用が拡大されました。従業員51人以上の企業に勤める人で所定の要件を満たすと、社会保険に加入します。

しかし、社会保険料の負担増を恐れて、この秋から専業主婦になった人もいるでしょう。

かつては世帯の多くを占めていた専業主婦世帯ですが、現在はどれくらいの割合となっているのでしょうか。また、平均年収はいくらなのでしょうか。

この記事では、専業主婦世帯の平均年収を共働き世帯と比較します。また、世帯数の割合についても解説します。

1. 専業主婦世帯の平均年収はいくら?

総務省統計局の「家計調査 / 家計収支編」によると、専業主婦世帯の平均年収は、以下のとおりです。

  • 専業主婦世帯全体:635万3340円(月収52万9445円)
  • 夫婦のみの世帯:569万6304円(月収47万4692円)
  • 夫婦+子ども1人の世帯:657万9996円(月収54万8333円)
  • 夫婦+子ども2人の世帯:694万512円(月収57万8376円)

専業主婦世帯の平均年収は約635万円となっています。月収に換算すると約52万円です。子どもがいる世帯は児童手当を受給できるため、その分年収が高くなっていると考えられます。

では、専業主婦の平均年収と共働き世帯の年収を比較してみましょう。