ファイナンシャルアドバイザーである筆者は、お金の問題や資産運用の相談を受ける際には必ず年収について確認しています。

400万〜600万円の方が多く、実際に国税庁が発表した「令和5年 民間給与実態調査」によると、2023年の日本の給与所得者の平均は「460万円」となりました。

中には年収1000万円以上の方もいますが、不思議なことに年収は平均の倍以上あるにも関わらず、貯金や資産額は年収の平均帯のお客様と遜色がないというケースも存在しているのです。

ではなぜ、年収と貯蓄に相関性が見られないのでしょうか。年末に向けて何かと物入りとなるこの季節。お金について考えてみましょう。

1. 年収1000万円以上はレア?日本の給与所得者の年収割合

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」より、日本の給与所得者の割合を見ていきましょう。

日本の給与所得者の割合

日本の給与所得者の割合

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」をもとにLIMO編集部作成